【シリーズポジション解説】フォワードとバックス
チームスポーツ最多の15人で編成されるラグビーのポジションについて解説します。
フォワードとバックス
サッカーとラグビー。
同じフットボールとしてよく比較されます。
ゴールに対して遠い選手、自陣に近いポジションサッカーはディフェンダー、ラグビーはバックスと言います。
フォワードとディフェンダーって、実は別の基準の言葉なんですよね。
「フォワード=前」なので、それに対しては「バック=後ろ」が対義語です。
サッカーもディフェンダーではなくサイドバック、センターバックという言い方もあるのでそちらの方がしっくりきますね。
いずれにせよフォワードもバックスもどのあたりにいる人なのかを表現する言葉なのです。
サッカーは前の方にいる人=攻撃の人、後ろの方にいる人=守備の人となりますよね。
ラグビーの場合は一概には言えませんが、前の方にいる人=守備の人、後ろの方にいる人=攻撃の人でサッカーとは逆です。
これはボールを後ろにしかパスできないという特性によるものです。
サッカーは最後にパスを受ける人が点をとります。つまり攻撃の人です。
ラグビーも最後にパスを受ける人が点を取るわけですが、後ろにしかパスできないので必然的に後ろにいる人が点をとる役割になるわけです。
フォワードが前方で壁になりながらチャンスを伺い、ここぞという時にバックスに展開し、相手のフォワード=壁を抜いていくわけです。